その原因として、女性ホルモンの減少があげられます。
更年期を迎えると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減ってきます。
このエストロゲンは、自律神経を安定する働きがあるので、その結果、自律神経が不安定になり、血圧も不安定になります。閉経により、体が落ち着いてくると、血圧も落ち着いてくることが多いようですが、一部の女性には高血圧が続くということもあるようなので治療が必要です。
また、更年期を迎える40歳以降は、様々な障害が増えてきます。まず、40代という年齢から、過度のストレスを溜めやすくなり、ストレスにより自律神経が乱れ、高血圧を招くことになります。
このほか、40代になる頃には、運動不足、脂質の摂り過ぎ等によりコレステロールが上がって血液がドロドロになっています。このドロドロ血液により、血圧が高くなるという悪循環に陥ります。
更年期を迎える頃の女性は、高血圧になる環境がそろっていますので、若いうちから気をつけることで、更年期障害を乗り越えられるのではないかと思います。