

腎臓病からくる高血圧があることを知っていますか??
腎臓には血圧を調節する働きがあります。
血圧が下がり腎に行く血流の量 が減少すると、腎臓から血流を増やそうとホルモンが分泌され、血圧を上げるように働きます。
このようにして腎に行く血流の量を増加することで、少しでも老廃物を体外に尿として出そうとします。
そのために慢性腎不全では、血圧が高い人が多くみられます。
このように、腎臓病のために血圧が高くなった状態を腎性高血圧と言います。
そして、高血圧には大きく分けて2種類があります。
原因不明の本態性高血圧と、原因疾患があってその病気の1つの症状としてなる高血圧、二次性高血圧とがあります。
腎性高血圧症は、二次性高血圧でもっとも多いものです。
高血圧患者のうち、30%が腎障害を併せ持っていると報告されています。
そして、腎性高血圧症の方が気をつけなくてはいけないのが鼻血です。
自覚症状がなく、合併症を発症するまで気づかないことも多い高血圧なんですが、症状の一つに鼻血があります。
鼻血の原因としては主に腎炎などの腎疾患の場合が多いです。
放っておくと、腎不全などになってしまう場合もあります。
高血圧と腎疾患は互いに悪循環を生み、悪くなりやすいので気をつけましょう。

